はじめまして

国内外には、時間や空間、専門分野を越えて多種多様な学術資料が存在しています。それらは、単に研究素材あるいはその結果というだけではなく、私たちの生きる世界を定義し、自分自身に意味を持たせるための重要な“学術資源”であることは疑う余地がありません。その一方、現状では、未整理のまま存在し価値が見出されていない資料や、研究成果とうまく結びつけられていない学術資料が多数存在しています。さらに、これら学術資料の調査・研究を担うべき研究者の社会的な活用・流動化も充分であるとは言えません。

私たち合同会社AMANE(あまね)は、大学に所属する多様な専門分野を持つ複数の研究者らにより、2009年4月に設立されました。高度な専門知識・技能を有した研究者・学芸スタッフなどの学術専門人材が所属し、学術資料の保存・調査・研究・活用に幅広く取り組んでいます。

研究者が自らの意志・能力・知識によって、学術資料の調査・研究・活用に取り組むことで自立し、さらに新しい社会貢献の形を生み出すこと―。学術資料を“物”ではなく“学術資源”と捉え、“学術資源”・人・組織が連携し、新しい価値を生み出す社会の実現を私たちは目指します。

私たち合同会社AMANEが、学術資源ととに歩む未来にご期待ください。

合同会社AMANE 代表社員 堀井 洋