「谷川醸造資料」「角海家文書(第2期)」デジタルアーカイブ公開のお知らせ

AMANEは学術デジタルアーカイブAMANE Archives上において、谷川醸造資料および角海家文書(第2期)を公開しました。

 

「奥能登酒造文化アーカイブ:谷川醸造資料」 https://ourarchives.amane-project.jp/notosake

「奥能登酒造文化アーカイブ」は、2022年度に実施された「「能登杜氏」により継承された奥能登の酒造産業・技術・文化に関する 学術調査研究・発信事業」における調査研究事業と保護継承事業の成果を基に、輪島市域を中心とした奥能登の酒造文化のストーリーを作成し、国内外に発信するための根拠となる文化財や歴史資料、映像等の情報を蓄積・発信するためのアーカイブである。

 本事業は、文化庁「令和4年度文化芸術振興費補助金(「食文化ストーリー」創出・発信モデル事業)」により行われた。


「北前船アーカイブ:角海家文書(第2期)」 https://ourarchives.amane-project.jp/kitamaebune

 石川県輪島市門前町黒島町は、北前船の船主や船員の居住地として発展した能登天領の船主集落で、平成21年(2009)に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。黒島の海運業については、延宝8年(1680)石見国温泉津の木津屋の『能登国客船覚帳』が黒島船の初見である。元文年間(1736〜41)に甚右衛門・番上(匠)屋善右衛門・森岡屋又四郎・番上屋長兵衛・高松屋権七・升屋喜助・筑後屋吉蔵・大沢六之丞が船主としてみえ、18世紀前半には本格化したようである。19世紀には浜岡屋弥三兵衛が台頭した。ついで角海家の祖である角屋孫左衛門が登場する。

 「北前船アーカイブ」では、黒島町で北前船主として活躍した角海家や森岡家の文書を公開する。

 

AMANEはこれからも学術資料の保存・継承に取り組んでまいります。