学術イベント:「学術分野に関わる働き方のイメージをひろげる」開催のお知らせ

日本ミュージアム・マネージメント学会「権利と尊重」(仮)検討チーム ✕ 合同会社AMANE
学術イベント:「学術分野に関わる働き方のイメージをひろげる」

日時:2024年12月13日(金)13:30~20:30
※ナイトセッション 18:30〜20:30(現地参加者限定)

会場:広重美術館レンタルスペース(山形県天童市)

定員:現地参加26名(事前申込み・先着順)、オンライン参加(事前申込み)
※現地参加は、定員に達し次第、締め切らせていただきます。

申込み方法:https://forms.gle/hE2wjN8r2sVHQP8a8

※現地参加の方は、広重美術館の入館料(大人700円(団体料金))が別途必要です。イベント開始前でも、受け付けに申し出れば団体料金で見学が可能です。翌日の見学も同様です。
現地参加の方は、宿泊はご自身で手配をお願いいたします。

主催:日本ミュージアム・マネージメント学会、合同会社AMANE

共催:歴史フェス実行委員会

協力:国立歴史民俗博物館メタ資料学研究センター

助成:2024年度国立情報学研究所「AI等の活用を推進する研究データエコシステム構築事業」のユースケース募集「地域資料データの継承とオープン化を目指した地域横断型データ共有基盤の構築」、2024年度文化庁Innovate MUSEUM事業(予定)

趣旨:

我々は地域資料の確実な保存と継承を進めるためにさまざまな取り組みをしてきた。その一つとして、担い手の養成がある。これまで、学術野営2023in雨煙別(2023年6月30日~7月2日)若手セッション「まったく最近の若者は!」、歴史フェス(2024年3月17日)「未来は明るい!?〜歴史学系学生のキャリア形成をめぐって〜」、学術野営2024in東京(2024年7月5日~7月7日)ナイトセッション「学術専門人材の多様性を語り合う」の開催を通して、議論を積み重ねてきた。これらの議論には学生・若手専門人材が参加しており、関心の高さがうかがえる。博物館内外の人々を紹介した、大澤夏美著『ミュージアムと生きていく』(2024年文学通信)の刊行も、若年層の関心にこたえてのことであろう。

そして、企画者が現在取り組んでいる山形アーカイブ(2023年公開開始)では、山形大学公認サークル「まちの記憶を残し隊」がまちの風景と人々の記憶の収集を行っている。大学在学中に地域資料の収集保存に関わったことは、彼らが将来学術専門人材となることを選択するかどうかはともかく、保存・継承の意義を広めることにつながったことは確かである。地域資料とのこのようなかかわり方について広めていくことも、地域資料の保存継承の一助となるだろう。

本研究会は、学生・若手専門人材に対して多様な選択肢があることを提示し、不安で可能性を狭めることなく自分のやりたいことに取り組む一助となることを目的としている。とはいえ、参加者には年齢制限等は設けず、議論を通してお互いの価値観を知り、尊重しあうための知見を深めることも目指す。

プログラム:
【昼セッション(ハイブリッド)】
1.コロナ禍と企業博物館―広重美術館のリニューアル
広重美術館 副館長 梅澤美穂・学芸員 土屋明日香

2.キャリアはかけ算?
OKUMock 代表 櫻澤孝佑

3.ITと車の暮らしと古文書解読コンテスト
フリークリエイター、伊那市地域おこし協力隊 前田和弘

4.ミュージアムでのコミュニケーションデザインからの学び
トータルメディア開発研究所 開発営業本部 細田信幸

5.自由討論
参加者が作成した一日のタイムスケジュール円グラフを発表しあいながら、多様な働き方について話し合う
司会:合同会社AMANE 業務執行社員 堀井美里
日本ミュージアム・マネージメント学会 副会長 佐藤琴
コメンテーター(オンライン参加):ミュージアム・グッズ愛好家 大澤夏美

【ナイトセッション(現地参加者のみ)】
天童の夜を堪能しながら、さらに深掘りしてみよう
会場:はなまる天童温泉店(天童市泉町1-1-7)
定員:26名
夕食代:5,000円
チラシはこちら